合格者の声
HTML5を積極的に活用することで、スキル向上とともに新たな領域に挑戦したい
株式会社クリエイティヴ・リンク システム部 デザイナー
小林 京子 さん
(HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 認定者)
- きっかけ
- HTML5の活用について
- 試験に向けた取り組み
- 受験してみた感想
- 今後の目標
07|最も重視されているのはモバイル対応
次は、ぜひレベル2の取得にも挑戦したいと思っています。ただ、レベル2受験者向けのセミナーにも参加した事がありますが、こちらはかなり難度が高いと感じました。また、JavaScriptも日常的に使っているのですが、すべて自分が一からコードを書いているわけではなく、テンプレートを利用してアレンジするケースも多いので、それについては今後の私の課題です。
一方で、PC用とモバイルフレンドリーなデザインの構築ではかなりの部分で違いがあるため、HTML5を活用しながらもそれぞれへの最適化を検討する必要があります。現在、当社がメインで運営しているニュースサイトは単一ソースをレスポンシブするのではなく、ユーザーエージェントによってPC用のページ、スマートフォン用のページをそれぞれ最適化して振り分けています。
その理由としては、ニュースサイトは早く表示されることを重視していることと、やはりPCと同じソースをスマートフォンの画面では出すことができないためです。そのいちばんの要因は、写真画像です。当社のニュースサイトでは、高品質の写真をきれいに見せるため、PC用のページではかなり大きなサイズの画像データをリンクさせており、それらをすべてスマートフォン用のページにも併用することはかなり無理があります。
また、商業サイトで広告収入は重要ですが、PC用ページのバナー広告をスマートフォン用のページに併用できないことが多いという現実があり、現在、当社のニュースサイトのバナー広告は、PCとスマートフォンでクライアントがそれぞれ違います。そのため、PC、モバイルそれぞれに最適なフォーマットや動作については熟慮した上で、HTML5を活用しながらそれぞれの環境にあわせて最適化することが必要です。
08|HTML5によって広がるデザイナーの活躍領域
いずれにせよ、HTML5が将来的にデファクトスタンダードになることを考えれば、Webデザイナーにとってその知識の習得は避けて通れません。また、積極的にこれを活用することで、デザイナーの役割はいかようにも広がります。
その意味でも「HTML5プロフェッショナル認定試験」は、私にとって、新たな領域に挑戦を可能にするとともに、自らのスキルを向上させる良いきっかけになったと思います。