HTML5プロフェッショナル
認定試験 レベル1 認定者
株式会社メンバーズ
アカウントサービス第5本部 プロダクトグロースユニット
プロダクトグロースチーム3グループ
三上 千穂さん
入社3年目の三上千穂さんは、現在Unityを使ったアプリケーションの開発を担当しています。HTML5プロフェッショナル認定 レベル1の認定取得は2022年7月。「自分がエンジニアとして、今どの辺にいるのかを知りたい気持ちが出発点でした」と語ります。
メンバーズは、企業のデジタルビジネス運用やソーシャルメディア支援を柱とする、デジタルマーケティング支援会社です。「ソーシャルクリエイターを10万人規模で育成・輩出する」をスローガンに、顧客企業のウェブサイト運営やコンサルティング、アプリ開発から、メディア展開、DX支援までの事業を幅広く展開。今回ご登場いただく三上さんも、メンバーズの一員としてWebアプリケーション開発を手がけるエンジニアの一人です。
三上さんは、新卒で入社して現在3年目。最初の1年は、フロントエンドチームの新人エンジニアとして、Web領域の開発に携わりながら、基本的な技術や業務について学ぶ日々でした。2年半ほどWeb領域の仕事を経験し、仕事にも慣れてきたころ、3年目でUnityによるゲーム系のアプリケーション開発にも着手するというところで少し戸惑ったと明かします。
「自分としては、それまで携わってきたWeb領域の開発で、もう少し楽しむ余裕も出てくるかなと思っていた矢先に、新しい分野への挑戦ということで正直不安でした。それでも今年になって本格的な開発が始まってからは、個人としてもチームとしても方向性が見えてきて、新しいスキルを身につけようという前向きな気持ちが湧いてきています」
三上さんがHTML5プロフェッショナル認定のレベル1を目指そうと思い立ったのは、お客様業務開始後から半年を過ぎたタイミング2022年5月ごろ。きっかけは、自分のスキルを客観的に見直す必要があると感じたことでした。
「それまである程度業務経験を積んできた中で、自分が現状どの辺にいるのか知りたい気持ちがありました。HTMLやCSSはコードを書くのはできるけれど、例えばタグ付けや利用項目の制限がある実務の中で使ったときに、コーディングとしての正しさが保てているのかという疑問があったのです」
それまで三上さんが手がけていたのは、ウェブアプリケーションでした。 特定の環境で動くことが前提のため、SEOなどを厳密に意識する必要性等が求められることはなく、仕様通りにきちんと動けばOKでした。しかし今後フロントエンドエンジニアとして幅を広げるには、もっと上のレベルの知識が求められてくるのは必至です。
資格認定の勉強を通じて、その引き出しを増やしておこうという狙いもあったと、三上さんは振り返ります。
具体的な目標をHTML5プロフェッショナル認定レベル1に絞った理由は、この認定がHTML5(現・HTML Standard)、CSS3など、マルチデバイスに対応したWebコンテンツ開発の基本知識とスキルを学ぶものであること。そこに加え、メンバーズが社員のスキルアップ支援のために受験費用をサポートする「キャリアサポート制度」の対象だったことがありました。
「検討段階では、同じチームの先輩方に『この資格を取ってみようと思うんですけど、どうですか?』と聞いて、いろいろアドバイスをいただき、最終的にやってみようと決めました」
HTML5プロフェッショナル認定レベル1は、Webコンテンツ開発の基本かつ必須の知識を問うこともあって、試験対策としては、試験対策用の参考書を購入して勉強するというオーソドックスなものでしたが、三上さんが一つ工夫したのは、「分からない時は手を動かしてみる」ということでした。
参考書の中でコードだけでは実際の挙動がイメージできない場合などは、手を動かしながら確認。時にはチームの先輩に業務中に質問をしてみて、アドバイスを仰ぐといった繰り返しで、「使える知識」として身につけていきました。
もう一つ、三上さんが考えたのは、より効率よく学習できる方法を考えるということでした。認定取得を目指す方がよく口にする悩みに、「本業と試験勉強を両立する難しさ」があります。そこで三上さんが考えたのが、可能な範囲で、ではありますが勉強した内容を本業の業務の中で試してみる、という戦略でした。
「以前、日常業務と大きく異なることを勉強しようとして、かなり厳しい思いをしたんです。そこで今回は、できるだけふだんの業務と近い内容の認定にしようと考えました。もう一つは、当社の場合、毎期初に各人で目標設定をするのですが、若手のうちは、認定取得もスキル習得のための頑張りとして評価に入れてもらえることもあります。それも、モチベーションのアップに役立ちました」
努力の甲斐あって、みごとHTML5プロフェッショナル認定レベル1を取得した三上さんですが、合格してどんなことが得られたのでしょうか。
「やはり知らなかったことを知って、知識を広げていけたという実感と、その結果、少なくともレベル1までは自身の中で理解して扱えるという確信を得て、当初の目的であった『現状の自分の位置』を知ることができたと思っています」
また認定取得をチームの先輩に報告したところ、「自分でもその認定を取ろうと思ったら、その気で勉強しないと取れない」と言われ、努力を認めてもらえた嬉しさを感じたと三上さん。自分自身は、「認定取得を通じて身につけた知識以上に、目標に対して自分なりの成果が出せた達成感を感じています。これをまた次の挑戦~いつかはプロジェクトでリーダーを任せてもらえるといった成長につなげていきたいと願っています」と抱負を語ります。
認定取得そのものも、もちろん大切な目標ですが、取得までの過程でどんなことを自分の学びにするか。あるいは、次のどんな認定につなげるかとか。認定取得を終点ではなくて、次の成長の起点と考えるのがいいと思います。そうして目標を決めたら、あとはもうひたすら頑張って目標を獲得しましょう!
キャリアサポート制度
社員が、会社が認定している資格試験を受ける際の費用を全額支援する制度です。対象となる資格は、HTML5プロフェッショナル認定を含むフロントエンド系から、デザイン、プログラミング系など、合計で200件近くを網羅しています。
グループ共通職種制度
自発的かつ積極的に自己研鑽に取り組んでもらうため、社内の部署を横断して設定された約50種類の職種から、社員一人ひとりが目指したい職種を1つ選んで周りに宣言。自身で目標を設定して、自己研鑽や能力開発に取り組む制度です。
キャリアアップ休暇制度
特別有給休暇を使って、自己研鑽や学習、認定資格の勉強などを行うことが認められています。担当プロジェクト以外の自己研鑽や学習である場合でも、メンバーズでのキャリアアップのための利用であれば特別有給休暇が認められます。
学習への勤務評定
受験結果に関係なく学習の取り組みの成果が業務に発揮されて初めて評価の対象となりますが、業務に発揮されない場合でも、学習の取り組みが評価に加味されることもあります。
メンター制度
入社1年目の若手を対象に、先輩社員がメンターとして付き添い、担当業務に関する基本的な知識やスキルの教育はもちろん、キャリアに関する相談などにも親身に対応します。若手1名につきメンター1名のマンツーマンで、きめ細かな指導やアドバイスが可能です。
目標設定面談
期初ごとに社員が上司と面談して目標を設定したうえで、その達成に向けて社員自身に足りないものを洗い出し、半年間どう取り組むかを考えます。期末の評価では、目標達成しない場合でも、途中の熱意や努力が評価対象となるのは、「学習への勤務評定」と同様です。
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