合格者の声Successful interview

HTML5プロフェッショナル
認定試験 レベル1 認定者

HTML5を活用すれば
アイディアしだいでさらに一歩
進んだビジネスが実現できる!

エクセルコンピュータサービス株式会社
ITシステム事業部 東京ITソリューション部

加藤 孝幸さん

Interview01

やりがい

HTML5の活用によって、
ますます面白い技術やサービスが
生まれることへの大きな期待

エクセルコンピュータサービス株式会社は、システムインテグレーターとしてお客様の企業の情報システムの企画、設計、アプリケーション開発、構築、導入、保守・運用など一貫したサービスを提供しています。

東京(本社)と大阪(支社)に拠点を持ち、それぞれの拠点は、システムの開発やサーバの導入等の実行部隊である「ソリューション部門」と、サーバの保守やサービスの運用を担う「サービス部門」とで構成されています。私が現在所属している「東京ITソリューション部」は、東京本社のソリューション部門として、関東以北が担当地域となります。

私は、もともとWindows向けのアプリケーション開発を行っていましたが、現在はWebシステムの開発担当として、ICT全般のマネージメントサービスを提供しているお客様企業に出向しています。具体的には、Webを用いたデータベース開発やユーザー向けのWebサイトの構築などにおいて、JavaScript開発の動作に関するアドバイスが主な仕事です。

Webの世界は、すごいスピードで進化しています。たとえば、JavaScriptだけで過去のOSを再現することもすでに可能になっています。これはブラウザ上で簡単なアプリケーションではなく、システム自体を模倣するというもので、Webを経由した仮想マシンの管理などは、すでにAmazonで運用されています。

また、マイクロソフトもかつてはプロプライエタリ・ソフトの有償提供が主流でしたが、最近はAndroidやAppleに対してもアイコンの使用を許可するなど、昔に比べてかなりオープンになってきました。また、Windows 10は、機能改善や新機能をWindows Update経由で無償提供するスタイルに切り替わっています。

これは、スマートフォンなどモバイル端末の普及にともない急速に変化するエコシステムへの適応に迫られていることが大きな理由ですが、その他にも新技術やセキュリティ脅威に対応するため、マイクロソフトがサービスとしてのWindowsへと舵切りを行った結果でもあります。

HTML5は、デバイスやOSの種類を超えてコンテンツを展開できるのが大きな特徴です。スマートフォン向けのサイトが重要視されてきている中で、各ブラウザの対応も進み、その活用が着実に増えてきています。HTML5では、各ブラウザによってCSSの動作が多少異なることはありますが大きな違いは生じません。それは、管理上の運用効率の上でも、できる限りコンテンツを一本化したいというサイトの提供側の考えにもマッチします。

HTML5の活用によって、これまで以上に新しいことができるようになれば、発想次第でさらに一歩進んだビジネスのアイディアが実現されます。これからますます面白い技術やサービスが生まれるのではないかと考えると、Webシステムの開発に関わる身としてとても楽しみです。

Interview02

きっかけ

スキルアップにおいて何か
指針となるものが欲しかった!

今回の受験は、LPI-Japanのサイトで「HTML5プロフェッショナル認定試験」の情報を見つけたのがきっかけでした。

LPI-Japanが認定しているLinux技術者認定試験(LPIC)は当社の推奨資格です。LPICは、私もそろそろ取得しようと考えていました。そこでLPI-JapanのサイトでLPICの試験情報をチェックしたのですが、サイト内で「HTML5プロフェッショナル認定試験」の内容に関する記述を見つけて、「なんだ、自分がまさに今やっていることじゃないか?!」と気づいたのです。

私がWindows向けのアプリケーション開発から、現在のWebシステムの開発を担当することになったのは、昨年の4月。それから業務としてJavaScriptやHTML5のコーディングを行ってきたわけですが、基本的には独学でした。ところが担当して2か月ほど過ぎた頃、「ほんとうにこの方法が最適なのか?」という疑問が湧いてきました。また、自分のスキルアップにおいて何か指針となるものが欲しいとも感じたのです。

そこで私は「HTML5プロフェッショナル認定試験」を受験すれば、自分がこれまで独学で学んできたことが間違っていないかどうか確認することができると考えました。また、資格を取れば明確な形で自分のスキルを証明することもできます。一挙両得!取れるのであればぜひ取得したいと思い、「HTML5プロフェッショナル認定試験」を受験することに決めたのです。

すぐに会社に資格取得をめざす旨を伝えたところ、会社から「自分が望む資格であれば、取得してよい」との回答を得たので、1ヶ月後の2015年7月に受験してレベル1を取得しました。

「HTML5プロフェッショナル認定試験」は、まだ当社の推奨資格には定められていません。そのせいもあり、当社内で取得したのはまだ私だけです。今後、社内でこの資格の有用性を認められれば、推奨資格にもなるかもしれません。それは今後の私の活躍次第になりますので、これからも積極的にチャレンジしていくつもりです。

Interview03

試験への取り組み

油断できない基礎知識!
「知っているはず」が意外な盲点に

JavaScriptやHTML5は、実際の業務で使っていましたので自信はあったのですが、それだけに「もし落ちたらかっこがつかないな」というプレッシャーもありました。しかも、客先や周囲の人たちにも受験することをアピールしてしまっていたのでなおさらです(笑)。

試験対策としては、参考書を購入して勉強しました。内容をみていくと、HTML5の新しい機能やこれまでとの違いについてなど、日常の業務ですでに熟知しているものが多かったのですが、一部の基礎知識の中に自分には抜け落ちている部分があることに気づいたのです。

かつて、情報工学の国家資格を取得したときにみっちり勉強したはずの基礎知識ですが、実務で使われない知識は、時間の経過とともに忘れていたりしていました。
とくにネットワークの階層構造です。これはふだんの仕事の中で、それを意識しなくてもたいていの場合は使えてしまうので、ついないがしろになって知らず知らずのうちに昔学んだことを忘れてしまったようです。また、オフラインアプリケーションは、これまでに実際の業務で使ったことのなかったことが知識不足の原因となっていました。

そこで私は、まずはWebサイトにあるサンプル問題を解いてみて、できなかった部分を参考書で調べながら1つずつ潰していくという勉強方法をとりました。CSS3などは、自分でコードを書いて表示や動作を確かめながら、体験を通して勉強すると覚えやすかったですね。私の場合、業務そのものが試験内容に密接していたので、仕事をしながら勉強をするような感じでした。

実機を使う以外の勉強は、通勤や仕事が終わってから喫茶店に寄ったりして時間を作り、約1ヶ月間集中的に勉強してから試験に臨みました。自宅から出向先の会社まで通勤時間が1時間半かかりますが、朝は早めに家を出て6時半の電車に乗りラッシュを避けました。帰りは東京駅から始発の電車なので、待てば確実に座れます。これは幸いでしたね。

Interview04

資格取得の成果

受験のためにCSS3を学習した
ことで仕事の幅が広がった

試験を実際に受けてみた感想としては、全体の時間としては余裕があったものの、想像していたより難しかった気がします。結果として、無事に合格することができましたが、受験前には100%正解をめざしていたのに、想定していたほど得点できなかったのが反省点でした。

決して油断していたわけではありませんが、試験後半で答えに詰まるようになって少し焦りましたし、それがネットワークの問題だったので、あれだけ意識して勉強したつもりがまだ足りなかったのかと少し後悔もしました。

ともあれ、合格できたことで、会社やお客様に対して私のメンツが一応保たれことは嬉しい事です(笑)。また、資格取得のために勉強したことのメリットも大いにあります。

たとえば、実務ではサーバサイドやJavaScriptをメインにしていましたが、HTML5がスキルアップしたことはもちろんですが、今回、試験への取り組みの中でCSS3を学習したことによって仕事の幅が広がったと感じます。

たとえば、ちょっとしたデザインの変化や簡単な定義であれば対応できるようになりました。また、最近ではフレームワークなどもけっこうありますし、JavaScriptからCSSを書き換えることも多くなってきていますので、動的にデザインを変えるという面でも可能性が広がったと思います。

今後はまずLPICの取得、
その後でHTML5レベル2も視野に

今後はHTML5プロフェッショナル認定試験を足がかりに、自分のスキルを横に広げていき、その1つずつを深く身につけていきたいと思っています。

したがって、HTML5プロフェッショナル認定試験については、レベル2の取得も視野に入れていますし、内容がJavaScriptによる動的コンテンツと聞いていますので、現在の業務内容に照らせば、むしろこちらこそ取得するべきではないかと考えています。また、以前から計画していたLPICについても、まずは101から始めて102を年内に取得するつもりです。

私はマネージメントを目指したいと考えていますので、後に活かすためにも、今のうちから幅広く様々な分野の技術や知識を身につけたいと思っています。

資格を取ることは、勉強して知識を身につけ、自分を高めていくためのモチベーションを保つための一つの方法です。HTML5の他に、これまでにCIW Perl Specialist(Perl 開発のスペシャリスト)を取得していますが、これはサーバサイドでの作業に応じて Perlや PHP の知識を習得するためでした。今回のHTML5プロフェッショナル認定試験の受験では、資格の取得は、知識の抜け落ちやムラをなくして、スキルアップしていくためのプロセスとしても有効だと感じました。

これまで、自分が講師役を担当する勉強会を社内で主催したことが何度かありますが、人に教えることでも知識を深めることができます。また、自分が教えるだけでなく、自分が知りたい知識を得るためにもこうした機会を増やしていきたいですね。

Interview05

HTML5の将来

先進的なアプリやコンテンツに
HTML5は必要不可欠

今年は、AR(Augmented Reality 拡張現実)に続くVR (VR : Virtual Reality 仮想現実)が本格化する「VR元年」と呼ばれており、2016年の世界のVR・AR市場は約50億ドル、2020年に至っては1500億ドル規模に達すると予測されています。

すでに、スマートフォンと、レンズが装着されたゴーグルが揃えば、VR体験は簡単にできます。TV・ゲーム機・コンピューター・スマートフォンなど、これまでのプラットフォームに「VR」が当たり前のように入る日はもう目の前まで来ているのです。また、娯楽だけではなく、教育・社会問題などの分野でのVR活用も成長していくのではないでしょうか。

多くの人がスマートフォンを持つ時代となりました。それとともに、OSの種類を超えてどの媒体からでも自由に使えるWebアプリケーションやコンテンツが重要になっています。一方、スマートフォンが何でも出来るようになったせいで、セキュリティの問題が深刻化しているのも事実です。その意味でもWebの世界は、進化とともに安全性の向上も求められ、ますます高度な技術が必要になっています。

また、個人的に興味があるのは、インターネット上で自動化されたタスクを実行するアプリケーションソフトウェアの「インターネットボット(Internet bot)」と「AI(Artificial Intelligence 人工知能)」です。

特にボットは、最近、LINEが自由にBOT開発できるトライアルアカウント「BOT API Trial Account」を1万人限定で無償提供し話題となりました。これにより、利用者が自社および個人で開発したシステム・サービスとLINEアカウントを連携させ、API形式でメッセージの送受信が可能なBOTアカウントを作成することができます。

レストラン検索やスケジュールアプリと連携し、予定通知やクーポン発行を行ったり、スマート家電などのハードウェア類と連携してLINEから操作を行うといった、CRMやIoTなどの多種多様な用途・分野で、様々なアカウントが生まれ実用化されることにより、ユーザーがLINE上でこれまでにないサービスや機能提供を受けることが可能になると期待されています。また、SNSやチャットアプリ、ユーザーの振る舞いを元にデータを集め、それぞれのユーザーに適した情報を提供するのが人工知能(AI)搭載ボットです。

こうしたサービスを提供するためには、OSの種類を超えてどの媒体からでも自由に使えるWebアプリケーションやコンテンツが重要になります。その特性を備えたHTML5の活用は今後ますます進んでいくはずで、その意味でもWebエンジニアにとって、HTML5のスキルは必要不可欠です。

その意味で、HTML5プロフェッショナル認定試験はとても有効な資格だといえます。
ただし、受験の際には思わぬ落とし穴が存在するかもしれませんから、開発経験がある方でも油断せず、石橋の上を叩くようなイメージで万全の準備をして臨まれることをお勧めします(笑)。

メルマガ登録E-mail Magazine

受験を決めたら、まずメルマガ登録。
学習に役立つ例題解説付きメールマガジンを定期発行

氏名

ご提供いただく個人情報の取り扱いについて

ご提供いただいた情報につきましては、当団体内において管理し第三者には開示いたしません。 ご提供いただいた情報につきましては、当団体のオープンソース普及/促進活動のための統計データに反映し、Linux技術者認定事業サービスの充実に活用させて頂くとともに、当団体からの最新情報やイベント情報のご案内を差上げる目的に利用させていただきます。 当団体のプライバシーポリシーについてはこちらをご参照ください。