HTML5 の標準化に向けての動きが始まったのは 2004 年。HTML5 の W3C 草案が公開されたのが 2008 年。それからもう 10 年の年月が流れました。
子供でも 12 才ともなれば中学生、思春期です。いま改めて HTML5 の成長記録を振り返り、いま何を思い悩むのか、これからどんな大人になっていくのかを想像してみましょう。
HTML5 と共に育っていくお友達の皆さんや、見守り育てる大人の皆さんのご参加をお待ちしております。

【講演者プロフィール】学生時代にウェブ技術文書を翻訳、Firefox 1.0 から Mozilla製品の日本語リリースを担当。インターネットをすべての人々の利益になる方向へ発展させる目標に共感し、大学院卒業後に Mozilla Japan (現 WebDINO Japan) に参画。
家電製品や組込製品でのウェブ技術採用支援、カスタムブラウザの提供、企業内でのブラウザ展開支援など、ウェブとブラウザの利用領域拡大や、産官学とオープンソースコミュニティを繋いだ研究開発や人材育成に従事。同時に、広い業界にウェブの魅力を知り活用してもらうため「夢を見せるエバンジェリスト」として最新のウェブやブラウザの技術動向を伝える。

HTML5でVRというとピンと来ない方も多いかもしれません。
HTML5ではWebGLという3Dグラフィックスを扱う機能があり、これに各種センサーを組み合わせることでVRをも作成することができるようになっています。WebVR APIとしての仕様策定も進んでおり今後目が離せない分野の一つです。
今回の講演ではそもそもVRとは何か、PokemoGoやHoloLensなどで脚光を浴びたARと何が違うの？といった基礎知識から、ほんの10行ほどHTMLを記述すればあっという間にVRコンテンツを作成する方法についてお伝えしたいと思います。コマンド一発でスマホアプリ化することも可能です。
過去に挑戦してつまずいた方もこの機会にぜひリトライしてみてはいかがでしょう？

　※後半の内容はJavaScriptの記述方法やイベント処理などがわかるとより理解いただけます。
　※本講義は3DやWebGLなどの知識がない方でもご理解いただけます。
　※スライドは参加者に公開されますので、スライド内容をメモしたり写真を撮る必要はありません。

【講演者プロフィール】リクルート、まぐまぐを経て起業、その後スクウェア・エニックス社にていち早くソーシャルアプリの開発に携わる。現在はフリーランスとしてゲーム開発に携わる一方で、日本工学院八王子専門学校でゲームクリエイター科の非常勤講師も務める。

WebRTCは、2011年に仕様策定がはじまった、音声、映像、データのリアルタイム通信のオープン標準技術です。WebRTCにより、全てのソフトウェアエンジニアが、リアルタイム通信技術を扱える時代が到来しており、日本国内でも活用が本格的に始まっています。
本セッションでは、WebRTCの概要や活用事例紹介を通して、その魅力を存分に感じてもらいます。そして、WebRTCを支える様々な技術要素への理解を深めてもらうと共に、すぐに試してもらえるように、デモを交えながら各種APIの解説を行います。最後に、WebRTCをビジネスで活用する上でのポイントもご紹介します。

【講演者プロフィール】2012年よりNTTコミュニケーションズにて研究開発に従事し、2013年12月にWebRTCプラットフォームSkyWayを立ち上げる。
プロフィール：WebRTCプラットフォームSkyWayのデベロッパーリレーション、テクニカルソリューションを担当。また、WebRTC開発者コミュニティのWebRTC Meetup Tokyo、WebRTC Beginners Tokyoも主催している。

HTML5 は、JS/CSS/audio/video/WebGLなど動的な表現／多彩な体裁が話題になりがちで、HTMLのセマンティクス（意味づけ）が語られることはそうありません。
しかし現代のウェブのテキストは、＜あらゆるモノ・コト＞を表現できるようになっています。HTML5 による文書構造（section やnaviなどの構造化タグ）だけでなく、構造化データやリンクトデータにより、組織／人物／商品／批評／論文／イベント／ビジネスなど、あらゆることがらをHTMLファイルに記述できるのです。そしてそれらをグーグルなどの検索エンジンが、検索結果にダイレクトに反映させています。
より深いSEO （セマンティックSEO ）が必要とされる現代、＜あらゆるモノ・コト＞をふくむコンテンツをどのように制作〜保守するか、効率的な方法論が求められています。
ここではその方法論として、JSON-LD/XSLT/Ruby/Node.js を使った実践的な手法を紹介します（東大や多国籍企業などでじっさいに運用しているやり方です）。

【講演者プロフィール】富士ゼロックス、ソニーミュージックなどを経て、ネット黎明期の１９９５年に独立。以来２０年に渡り、ウェブのサーバ構築／セキュリティ対策／コンテンツ制作の実務とディレクションを手がける。現在はセマンティクスに重点をおいた制作手法の確立に注力している。

文字揃え、文字下げなど、紙面体裁を、CSSで再現する話や、前回のライトニングトークで題材にしたIllustrator、PhotoshopのWeb制作に便利そうなツール（改良版）の話をします。

【講演者プロフィール】【JAGAT（日本印刷技術協会）認証】 DTPエキスパート、クロスメディア・エキスパート保有。本業はDTP。
紙媒体以外の技術の習得を心がけHTML5、CSS3、JavaScriptなどを独学で勉強。
一昨年、HTML5プロフェッショナル認定資格レベル１取得。

近年フロントエンドの開発環境がめまぐるしく変化しています。
CSSはSassやLESS ,StylusといったCSSプリプロセッサを使って制作されることが珍しくなくなり、HTMLも「テンプレートエンジン」をつかうことで、レイアウトのパーツ化やデータの一元管理など素のHTMLではできなかったことが可能になりました。
本セミナーでは「テンプレートエンジン」の基本的な知識から、ツールの１つである「Pug」の使い方、導入事例までを詳しくご紹介します。

【講演者プロフィール】2008年、株式会社フォークにFlashエンジニアとして入社。
現在はフロントエンドエンジニアとして、プロモーションサイトから大規模案件までの実装を担当しながら、若手エンジニアに対する技術指導も行っている。

HTML, CSS, JavaScript などを記述するのにどうしても読みづらくなりませんか？属人的になったり。 本セッションでは、綺麗に書くためのノウハウとタスクランナーやVisual Studio Codeを使った効率を考えてみます。

【講演者プロフィール】エンタープライズ業界にWebを広めるべく日々奮闘している。COBOLでの生産管理システム/会計システムから始まり、Oracle Databaseを用いた物流システムのDB設計&実装、Javaフレームワーク開発・導入、品質管理システムの開発、ERPパッケージ導入など幅広く経験し、現在はWebの魅力に取り憑かれ、html5jやAngular Japan User Group.などコミュニティ活動を積極的に行っている。
オープンソースカンファレンスに参加し、Webの魅力を伝えるべく全国行脚実施中。